TANAKAホールディングスは10日、燃料電池用触媒で世界トップシェアを誇る、田中貴金属グループの田中貴金属工業が、燃料電池で世界最大手、カナダのバラード・パワー・システムズから「2010年最優良サプライヤー賞」を受賞したと発表した。

今回の受賞により、田中貴金属工業は同賞を4回連続で受賞したことになり、世界で約100社あるバラード社のサプライヤーの中で唯一、2回以上の受賞実績をもつ。

今回の受賞は、田中貴金属工業が、燃料電池用触媒の供給においてバラード社の求める「開発力」や「品質」「納期」「営業対応」の4項目で満点の評価を受け、燃料電池開発へ多大な貢献をもたらしたことが高く評価されたもの。

受賞理由となった製品は、燃料電池自動車や家庭用のコージェネ電源(熱電併給)に使用される固体高分子形燃料電池(PEFC)の電極触媒だ。小型軽量で高出力を発揮でき、水素と酸素の化学反応を利用した地球に優しい、新しいエネルギーの利用技術として期待されている。

田中貴金属工業では、PEFCのカソード(陰極)用に高活性な白金触媒を、アノード(陽極)用に耐一酸化炭素(CO)被毒特性に優れた触媒を開発している。