レクサス CT200h ホワイトパールクリスタルシャイン

顔料メーカーのメルク株式会社の親会社でドイツのダルムシュタットを本拠とする総合化学品メーカーのMerck KGaAは10日、メルクの小名浜工場が8日にXirallic(シラリック)の生産を再開したと発表した。

シラリックはパール光沢を持つ光輝顔料。トヨタ車のボディカラーで色名に「クリスタルシャイン」と付けば、シラリックを使った塗料だ。トヨタだけでなく国内外の多くの自動車メーカーで採用されているが、生産拠点は福島県にある小名浜工場だけ。そこが東日本大震災で被災し、生産と出荷が止まっていた。

小名浜工場の復旧作業は4月4日に始まり、当初は通常ペースの生産に戻るのは6月と予定されていた。急ピッチの努力が実を結んで、計画より約1ヶ月も早く8日に通常生産の再開に至ったものだ。

震災による部品や素材の調達問題に自動車メーカー各社が頭を悩ますなか、フォードは早くから「唯一足りないのは顔料だ」としていた。代替品がなく、しかも生産拠点が一カ所ということのリスクが顕在化した格好だ。

そこでMerk KGaAは10日のリリースで、ドイツにシラリックの生産拠点を新設することを表明。年末までに稼働を開始し、顔料分野の主力製品であるシラリックの安定供給を図るという。

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