日野自動車は10日、2011年3月期連結決算を発表した。期末に東日本大震災の影響はあったものの、国内外の販売が大幅に伸び、営業利益は前期(10年3月期)比25.5倍の289億円となった。

国内販売は中大型トラックが年度ベースで38年連続してトップシェアを確保するなどにより16%増加した。海外は東南アジアや中国などで大幅に伸ばし、35%増の約8万3000台と過去最高になった。

売上高は21.4%増の1兆2427億円だった。だが、大震災による61億円の特別損失や、繰延税金資産の取り崩しなど計219億円の税金費用の計上により、純損益は100億円の損失になった。赤字は3期連続。

今期の業績予想は、今後の生産回復状況などを判断し、改めて公表する。白井芳夫社長は純損益の赤字脱却について「3期連続の赤字となったことは強く認識している。販売は増加しているので4期連続とならないよう、さまざまな施策を講じていく」と強調した。