マツダ山内社長

マツダは28日、2011年3月期決算会見を行った。今回の決算で600億円の当期赤字を計上し、無配に転落したが、山内孝社長は売上高をはじめ、営業利益と経常利益が前年度よりも大きく伸びたことを強調した。

しかし、その営業利益率を見ると、1%で同業他社に比べて悪い。それに対し、山内社長は「マツダは国内で生産して、その8割輸出している。そのため、円高が定着すると、非常に利益率が低くなる。中長期的にその構造を変えていく努力を行っている」と表情を変えずに淡々と説明。そして、成長市場での展開が遅れていることをあげた。

同社は現在、中国とタイで生産を行っているが、これらはフォードと共同。そのため、なかなか自社の思うようにいかないようだ。そこで、「今後はロシア、インド、ブラジルという300万台市場をどう攻めていくか。製販一体で出ていきたい」と山内社長。具体的に決まった計画はまだないが、順次進めていく方針だという。そこで、他社以上の成長を目指すつもりだ。