神戸製鋼所が発表した2011年3月期の連結決算は、営業利益が前年同期比170.7%増の1245億円と大幅増益となった。

売上高は同11.2%増の1兆8585億円と2ケタの増収だった。鉄鋼事業は、国内外の製造業向け需要が堅調に推移したほか、販売単価も原材料価格が値上がりした影響などで増収となった。

アルミ圧延品の販売数量やアルミ鋳鍛造品の売上げは、自動車、エアコン向けや液晶・半導体製造装置関連向けが堅調だった。機械事業部門は、自動車、石油精製・石油化学業界などの設備投資が緩やかに回復したことから、関連製品の受注は順調だった。

コベルコ建機は、主力市場である中国での販売台数が大幅に伸びたほか、需要の回復が続く東南アジアや需要が持ち直した国内の販売も好調だった。

収益では鉄鋼事業やアルミ・鋼事業、コベルコ建機などの増収効果で、経常利益は同768.4%増の890億円だった。当期純利益は同739.7%増の529億円だった。

今期の業績見通しは東日本大震災の影響で現時点では合理的な業績予想を策定できないことから未定とした。