FDKと旭化成は、次世代の蓄電デバイスのリチウムイオンキャパシタ(LIC)事業を統合することで基本合意した。

LICは、大電流の急速な充放電が可能な蓄電デバイスで、従来の電気二重層キャパシタと比べて高容量でリチウムイオン二次電池より長寿命な特性を持つ。電力の高効率利用など省エネルギーに向け新しい蓄電デバイスとして2015年以降には市場が拡大することが見込まれている。

FDKは、これまでLICを今後の成長製品と位置付け製品の開発を進め、LICセルからモジュールまでの一貫した量産体制を構築してきた。旭化成は、リチウムイオン二次電池の素材技術をベースに、LICの開発にも取り組んできたが、内部抵抗の小さい高性能な製品を開発したことから、事業化の検討を進めてきた。

事業を統合することでFDKのセル・モジュール技術と製造技術、旭化成の独自セル基本技術を組み合わせることで、製品開発力と供給力の強化を図る。

両社はLIC事業統合に伴い新会社を設立する。新会社はFDKが51%、旭化成が49%出資する。代表者はFDK出身者が就任し、製品はFDKの湖西工場で生産する。社名や資本金などは今後正式に決定する。6月に契約を締結し、8月初旬に新会社を設立する。