自工会志賀俊之会長≪撮影 小松哲也≫

日本自動車工業会の志賀俊之会長(日産自動車COO)は26日の定例会見で、東日本大震災の影響について当初見通しよりも早く生産再開にこぎつけたものの、サプライチェーン全体が震災前に戻るにはまだ時間がかかるとの見通しを示した。

会見で志賀会長は「前回の会見時点では生産設備の被害状況、電力等のインフラの状況、サプライヤーの被災の状況から操業再開の時期を想定するのは難しいと申し上げた。しかしながらそれから1か月後の4月18日、全ての工場で操業が再開した。依然フル操業には至っていないものの当初想定された期間よりも大幅に前倒しできたものと考えている」と述べた。

しかし、志賀会長は「工場の操業再開は確かに4月18日時点で漕ぎ着けたが、サプライヤーの状況がいろんな形でサプライチェーン全体を震災以前の正常な状態に戻すにはまだ時間を要する」とし、完全復旧の具体的な時期については言及しなかった。

自工会定例会長会見≪撮影 小松哲也≫