ルネサスエレクトロニクスは、東日本大震災の影響で現在稼動を停止している那珂工場(茨城県ひたちなか市)の生産製品の別工場でのファウンドリ(半導体前工程の受託生産会社)への代替生産と那珂工場の生産再開に向けた計画を策定した。

国内自動車メーカーの生産ラインの多くが、停止したり、計画の半分程度の稼働にとどまっている。特に電子部品不足がボトルネックになっているが、自動車用マイコンで世界シェア4割のルネサスの操業停止が大きく影響している模様。

自動車用マイコンの主力工場である那珂工場の生産製品については、ルネサス・エレクトロニクス西条工場(愛媛県西条市)、ルネサス北日本セミコンダクタの津軽工場(青森県五所川原市)、ルネサス山形セミコンダクタの鶴岡工場(山形県鶴岡市)などで順次代替え生産を開始した。ファウンドリへの生産委託による代替生産も4月から順次開始している。

那珂工場については、3月28日に「7月から一部限定で生産再開を目指す」としていたが、ルネサスグループ内外からの2000人以上の支援を受けて一日も早い生産再開に向けて総力を挙げて復旧に取り組んでおり、200mm生産ラインについては、生産(量産ウェハー投入)再開を6月15日に前倒しする。

これに先立ち、200mm生産ラインでの試験生産を4月23日から開始する予定。

那珂工場の200mmライン、300mmライン双方の製品の生産が代替生産を含めて震災前のレベルに復旧する時期は、5月中旬頃の見通し。