東電・柏崎刈羽原発

東京電力柏崎刈羽原発は20日11時から14時40分まで、福島第一原発事故後2回目の「緊急安全対策訓練」を実施する。複数号機が津波により被害を受けたことを想定する。

津波警報を受け作業員が免震重要棟に退避。そこを拠点に緊急時対策本部を立ち上げ、復旧対策を行うというもの。1号機だけの訓練だった11日の訓練に比べて福島第一原発事故により近い想定となった。

今回の訓練は1、2、5、6号機が同時に全交流電源を喪失し、原子炉と使用済燃料プールへの注水や冷却機能が停止。原子炉隔離時冷却系など復旧作業までの手順を確認し、その時間を測定する。

津波の被害を避けた高台に備えた消防車や電源車から各原子炉建屋までの距離は、直線距離で最短の1号機まで約700m、最も遠い5号機まで1300mほどある。

11日の訓練では、1号機の電源復旧作業でケーブルのつなぎ込みに要した時間は2.3時間、注水作業では2.5時間で準備を完了した。緊急時の計画では8時間以内に、双方の作業を完了させることになっている。また燃料使用済みプールへの除熱の復旧作業では48時間以内の設定を1.4時間で海水ポンプの接続までを行った。

訓練対象となる各号機は2号機を除いて運転中のため、実際にポンプ車や電源車を起動することはできないた、初動からケーブルやホースをつなぎ込むまでの訓練を行う。消防車2台、電源車4台を動員する。

東電柏崎刈羽原発では、緊急時対策要員として280人を確保している。今回の参加人数は、当日まで未定。また、自治体関係者の見学は11日はあったが、20日はない。