大畠章宏国土交通相(12日・参議院)撮影=中島みなみ

東日本大震災の復興に財源が振り向けられることで、高速道路料金が大幅に変わる。順調にいけば6月末から7月初旬にも、割引なしの通常料金での利用が始まる。

平日上限2000円ほか、自民党政権で続いた土日祝日上限1000円も、補正予算の財源に組み込まれている。通常料金が様々な形で引き下げられた割引料金は09年3月28日から運用されてきた。補正予算が成立すれば、これらの割引がすべてなくなり通常料金に戻る可能性が高い。

大畠章宏国土交通相は「料金システムの更改には2か月かかる」ことを理由に、一次補正の与野党合意を急ぐよう玄葉政調会長(国家戦力担当相)に求めた。


高速道路会社の料金システム更改は、上限割引のほかにも無料化区間を抱えているため、有料となる距離を修正し、通常に入力し直さなければならない。その後はコンピュータだけでなく、人の手で動作確認をすることになる。「思いの外、手間とお金がかかる」と、高速道路会社は話す。

ただ、そのためには引き下げ条件とされてきたすべての項目をどう取り扱うか決着しないと、部分的に先行して進めることはできない。

政府は一次補正を4月中にも成立させたい方針だが、料金システムの更改を急ぐとしても、システム更改の着手は補正案立の必須条件となる与野党合意を受けてから。順調にいけば6月末から7月初旬に、割引なしの通常料金での利用が始まる。