エクソンモービル・ジャパングループは、燃料の安定供給が急務となっている岩手県陸前高田市に4月21日を目処にガソリンと軽油合計で4万リットルのタンクを備えた仮設サービスステーション(SS)を設置する。

燃料不足が深刻だった東北地方では、石油元売りなどによる石油製品の供給体制の強化で改善してきたものの、依然として一部の自治体ではSS再開の目処がたっておらず、自衛隊・地元消防の協力でドラム缶からの燃料供給に限られているケースがある。

同社グループでは、この状況を一日も早く解決するためプロジェクトチームを立ち上げ、経済産業省資源エネルギー庁、総務省消防庁、地元の自治体や消防当局などの関係行政機関と協議してきた。この結果、2万リットルの燃料が収容可能で、乗用車約500台分の給油が可能なバルクコンテナを活用して「SS空白地帯」の1つである陸前高田市に、安全性と効率性を兼ね備えた仮設SSを設置することにした。

バルクコンテナは本来、特殊な化学製品輸送用。

仮設SSは、設計・現地施工を同社グループで実施し、同市に提供する。仮設SS運転開始に向けて、運営者となる地元石油業者に対する安全や環境面での教育も同社が支援する。また、経産省の補助金を活用する形で、岩手県上閉郡大槌町にも同様の仮設SSの設置に向けて関係行政機関と協議する。