(13日15時・東電本店) 撮影=石田信一郎

東京電力のトップ会見が13日15時から開始された。開催時刻ぴったりに現れたのは、清水氏のほか、武藤栄(原資力・立地本部長)、藤本孝(電力流通本部長)両副社長と、4人の取締役。勝俣恒久会長は、現れなかった。

冒頭の挨拶で清水氏は、放射性物質の外部流出を詫びるとともに「福島第一発電所1号から4号を冷温停止に落ち着かせ、放出を1日でも早く抑止することに全力で取り組んでいる」と、語った。

計画停電に協力した利用者に対しては「様々な協力に感謝する」と謝意を述べるとともに、「夏に向けて供給量の上積みに全力を挙げ、停電を回避すべくあらゆる努力をしている」と、これまでと同様の内容を繰り返した。

さらに被災者救済についても「政府、自治体と緊密に連絡を取り、被災者の救援に全力を尽くす」と、述べるに留まった。

そして「本来の役目である安定的な電力供給に全力で取り組む」ことを強調した。

出処進退については「東電始まって以来の危機的状況。最大の責務は現状事態の収束に最大限努力し、被害者にしっかり向き合い救済し、電気を安定的にお届けするため、今は出処進退をコメントする状況にない」とする。

いっぽう、日本経済団体連合会の副会長、電力会社で構成する電気事業連合会会長については辞任することを表明した。

約1か月ぶりの会見に、200人以上入れる会見場はあふれ、急遽、別室にモニターが用意された。

清水氏ら役員は、深々と一礼し、席の前に立つと、すっと背筋を伸ばし、席についた。記者からは次々と厳しい質問が飛んだが、表情を変えず、淡々と答えている。