撮影・提供=東京電力

東京電力は9日、武藤栄副社長が会見に出席。津波に襲われた福島第一原発事務本館1階の3月29日の写真を公開した。事務本館は、水素爆発した原子炉建屋など原発復旧の拠点となる重要免震棟に隣接する。

津波により1階エントランス、事務室に浸水し、ガラス壁が破壊されている様子や事務用品が散乱する様子が記録されている。同2階も書棚などが倒壊、天井パネルが崩落し、地震と津波により大きなダメージを受けたことを物語っている。

また、津波警報に従い原発から待避した作業員が携帯電話で撮影した動画も公開。

さらに、撮影時期は不明だが震災前と、震災後の3月20日に撮影した比較写真を公表。緑生い茂った海岸線がえぐられており、いかに津波が巨大であったかを強調した。

携帯電話の動画では、陸にぶつかりしぶきを上げる津波と、映り込む建物との高さの比較で「目測で20mほどの高さの波があった」と、松本純一原子力・立地本部長代理が説明する場面もあった。

撮影・提供=東京電力 撮影・提供=東京電力 津波前 提供=東京電力 津波後(3月20日) 提供=東京電力 しぶきを上げる津波(動画キャプチャ 動画提供=東京電力)