エクソンモービル・ジャパングループは、塩釜油槽所の操業を再開し、東北地方への燃料供給能力が拡大したと発表した。

塩釜油槽所は東日本大震災の影響で稼働停止していたが3月22日に東燃ゼネラル石油の川崎製油所から海上輸送されたガソリン100万リットルと暖房用灯油100万リットルを受け入れ、25日からタンクローリーで東北地方への出荷を開始し、本格稼働させた。

塩釜油槽所は、他の石油元売りにも開放して共同利用して業界全体で東北地方向けの燃料供給体制の拡充に貢献する。

また、同社グループは現在、4か所すべての製油所を復旧、フル稼働している。燃料需要の増大に対応できるよう、通常より高い稼働率で操業している。

一方、グループの東燃ゼネラル石油の川崎製油所は、コージェネレーション(熱電併給)装置による発電量を最大化して供給不足に陥っている電力網にも供給している。現在電力網には1万戸の住宅の需要を賄える約33メガワットの電力を供給している。

さらに、東燃ゼネラル石油の和歌山製油所では、被災地の緊急車両、避難所、病院向けにドラム缶1000本分の軽油と灯油の充填・出荷を開始した。燃料は通常、タンクローリーや貨物列車で輸送するが、和歌山製油所では、地震と津波の被災地域への輸送を容易にするため、ドラム缶で供給している。