三菱自動車は、3月24日に開催した「第80回企業倫理委員会」で、水島製作所が公害防止関係法に違反していたことが発覚したことについて「未だにコンプライアンス意識は定着していないと強く思われる」との指摘を受けた。

同社の水島製作所では、大気汚染防止法や条例に定められているばい煙発生施設の測定を行っていなかったことや、施設の設置や変更、廃止の届け出を怠っていたことが発覚した。

企業倫理委員会は、同社から一連の経緯について説明を受けたが「決められたことはしっかり守るという意識改革が何よりも必要。未だにコンプライアンス意識は定着していないと強く思われる」と指摘を受けた。

また、法令が改正された際、関連する業務に関して過去に遡って点検を行う必要性や担当者が交代する機会をとらえ、新任者は引き継ぐ業務の実態がコンプライアンスに反していないかを必ず確認することをルール化する必要性など、改善を求める意見が相次いだ。

さらに、再発防止に向けて担当者が交代しても誰もが気づくような仕組みをつくるなど、管理体制を見直す意見もあった。


同社では今後、再発防止策をまとめて同委員会に報告する。

同委員会は同社のリコール事件を機に設置され、企業倫理意識の徹底を図るため、事業活動全般をチェックしている。