「4月に野菜が枯渇するかもしれない」と、石原都知事(24日・都庁)撮影=中島みなみ

石原慎太郎東京知事は、政府の農畜産物の出荷制限を批判し、群馬、栃木、茨城の3県の知事と話し合い、汚染地域外の農産物の受け入れを農業協同組合を活用して、独自に進めることを表明した。

「これ、乱暴な話でね。群馬、栃木、茨城にしろ汚染の対象になってない地域がたくさんあるわけで、そこから出る農産物は、私たちは積極的に流通に回してもらいたいし、農家もそれで助かる」

また、石原氏は出荷制限による農産物の不足を懸念。

「予想すると、4月に野菜の需要は逼迫してきて、食料品が物によっては枯渇するということになりかねない」

近々、石原氏が3県知事に会談を申し入れる。

また、福島県に現地事務所を設置し、閉館予定のシティホテル「グランドプリンス赤坂」への福島原発事故の避難民受け入れを進める。

東京都が西武グループのプリンスホテルの申し入れを受けたもので、客室数約700室、最大1600人の受け入れが可能となる。解体が始まるまでの3か月間を期間を延長して、一時的に避難施設を開設する。6月末日まで。

石原氏は24日の会見で、「心身共にたいへんな生活をしている避難されている方に大いに役立つと思う。ありがたい申し出を受けた」と、話した。

グランドプリンス赤坂は、西武グループのプリンスホテルが経営するシティホテルの一つ。赤プリの名前で親しまれ、自民党旧福田派(現町村派)が拠点を構えたホテルとして、歴史の一場面を演出した。