GMの合弁会社が立ち上げた低価格ブランド宝駿の「630」

中国に進出した自動車メーカーが、中国政府による新たな圧力にさらされているようだ。

これは20日、『フィナンシャル・タイムズ』の電子版が報じたもの。同メディアによると、中国政府は自動車メーカーに対して、低価格の中国独自ブランドを立ち上げるよう要請しているという。

この報道を裏づけるかのように、GMの中国合弁、SAIC-GMは昨年7月、新ブランドの宝駿を立ち上げた。宝駿とは、中国語で「秘蔵の名馬」の意味。低価格な乗用車を求める中国ユーザーのニーズに応えるための新ブランドだ。

昨年11月には、宝駿ブランド最初の量産車、『630』を発表。同車のベース価格は日本円で約60万円台と、中国で初めてマイカーを購入するユーザーを対象にしている。

同メディアによると、「中国政府は自動車メーカーが中国で工場の新規建設や拡張の申請を行った際、低価格の独自ブランド立ち上げを認可条件にするようになった」とのことだ。

米国を抜いて2年連続で世界ナンバーワンの新車市場となった中国。自動車メーカーにとっては非常に魅力的な市場であると同時に、リスクも大きいようだ。