昭和シェル石油は、3月23日時点で、東北地方にある系列サービスステーション(SS)のうち、約70%が営業していると発表した。

東北地方の系列SSは382店あり、このうち50店舗が11日に発生した東日本大震災で被災した。15日時点で稼働しているSSは、東北地方全体のSSの約半分にとどまっていたが、23日の時点で70%にまで回復してきた。

現在も営業停止しているSSには、同社グループの技術者が現地で安全確認などの再開に向けた作業を進めている。

また。燃料不足が深刻化していた関東地方では、356店舗あるSSのうち、燃料不足などから15日時点で営業できていたのは80%にとどまっていたが、23日までに90%となった。特に首都圏では燃料の供給体制の問題があったが、23日現在で95%のSSが営業している。

一方、同社は東北地区向けの燃料供給で震災後は、秋田共同油槽所、JONET青森油槽所、新潟石油製品輸入基地から被災地域に出荷していたが、24日から塩釜地区からも出荷を開始した。従来、輸送に最大で12時間程度かかっていた配送時間が大幅に短縮されることから、輸送量の大幅な増加が見込まれる。

このほか、同社は灯油18リットル入りの一斗缶1000缶を主に被災地の避難所向けに寄付する。灯油は寒さの厳しい被災地の避難所やサービスステーションでの灯油の購入、小口配送が難しい地域の暖房用燃料として利用してもらう。