PHVセダンのカルマがいよいよラインオフ

米国のフィスカーオートモーティブが開発した新型プラグインハイブリッドスポーツセダン、『カルマ』。その量産第1号車が22日、フィンランドでラインオフした。これまでに幾度もの生産延期が告げられた同車が、初公開から2年を経て現実となった。

カルマは2009年1月、デトロイトモーターショーで初公開。ハイブリッドシステムは「Qドライブ」と呼ばれ、2個の強力なモーター(最大出力403ps、最大トルク132.6kgm)によって、約80kmをゼロエミッション走行できる。2次電池は蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーで、家庭用コンセントから充電可能だ。

カルマはGMのシボレー『ボルト』と同様に、発電専用エンジンを搭載。バッテリー残量が少なくなると、GM製の直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボが始動。ジェネレーターを回してモーターに電力を供給するとともに、バッテリーを充電する。これにより、最大航続距離は約480kmまで伸びる。

アルミスペースフレームにアルミ複合素材を組み合わせたボディは軽量に仕上げられ、0-100km/h加速6秒、最高速度200km/hのパフォーマンスを実現。SAE(アメリカ自動車技術協会)の測定方式による燃費&CO2排出量の見込み値は、28.57km/リットル、83g/kmと環境性能も高い。

今回、カルマの量産第1号車が、生産委託先のフィンランド・バルメットオートモティブでラインオフ。バルメットは、ポルシェ『ボクスター』と『ケイマン』を受託生産していることでも知られる。

カルマの米国価格は、8万8000ドル(約710万円)から。米国や欧州での納車は、4月にスタートする予定だ。同社の広報担当、Roger Ormisher氏は「生産は手作業に近い工程で丁寧に行う。今年は7000台がラインオフする予定だ」と、メディアの取材に答えている。

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