富士重工業は3月23日、4月1日付けで「中国プロジェクト準備室」を新設し、長門正貢副社長が担当すると発表した。

富士重は、自動車市場が拡大して、輸出しているスバル車の販売が好調な中国で現地生産するため、奇瑞汽車と合弁工場を新設することでほぼ合意している。中国プロジェクト準備室は、中国進出に向けた準備を担当する。

中国の現地生産は、本来なら23日に発表予定だった「新・中期経営計画」で発表する予定だったが、東日本大地震の影響で計画の公表を延期した。

富士重と奇瑞汽車は中国の大連市に合弁工場を建設すると見られる。

日系の乗用車自動車メーカーで中国で現地生産していないのは、富士重とダイハツ工業だけ。富士重は7〜8年前にも中国進出を検討したものの、生産台数が採算ラインに見通せないことから進出を断念した。

一方で日本から輸出している『レガシィ』などのスバル車は中国市場で人気が高く、中国市場での2010年の販売台数は5万台を超えている。現地生産化することで、価格も引き下げて販売をさらに伸ばす構えで、中国プロジェクトは新しい中期経営計画の核となる。