(21日・東電本店) 撮影=中島みなみ

東京電力(清水正孝社長)は、本日15時20分から実施される2つのグループの計画停電を行わないと発表した。昨日の段階では今日の午前中のみの実施しないことを明らかにし、午後のグループは判断を保留していた。

東電は当初、21日の電力供給力を3400万kWとし、想定需要も3400kWと、需給が極めて接近していた。祝日だが、製造業などが平日シフトで動き出すため、電力消費は土日なみには抑えられないと判断したためだ。

そのため1日の電力消費のピークに向けて電力供給力が不足するとして、計画停電を予定していた。今日になって供給力を増強する手立てができたため計画停電を全日で実施しないこととした。

現時点で、今日の東電の供給力は3550万kW準備されている。休止中発電所の稼働や他の電力会社からの応援を得て150万kWの上積みを確保した。

その内訳は定期点検中だった五井火力発電所2号機(品川区)の30万kWと北海道電力、東北電力などの応援によるもの。

震災後、五井火力は1号機が稼働し始め35kWを供給しているが、2号機はそれに続く。2号機の発電ガスタービンは定期点検中で、22日から稼働の予定だった。

これで21日の計画停電は全日で回避された。