コスモ石油は、千葉製油所から海上出荷の準備に入ったと発表した。

同社にとって最大の原油処理能力を持つ千葉製油所は、東日本大地震の影響で火災が発生、現在も消火活動を継続しており、操業を停止している。ただ、火災はLPガスが原因で、消火にはタンク内のガスを全て燃焼する必要があり、延焼を防ぐため放水しながらガスを燃焼させている。

製油所には在庫があり、同社が調査したところ、海上出荷桟橋の安全性が確認できたため、在庫を海上出荷するための準備に入った。準備が整い次第、出荷して東北・関東地方の燃料不足の解消に向け取り組む。

一方、同社は西日本にある製油所で石油製品を増産するとともに、被災地に向けて優先的に出荷を開始した。被災地では今後、緊急車両や被災地に支援物資を輸送する車両用に優先的に給油するサービスステーション30か所を選定する。

このほか、被災地では寒さが深刻化していることから、西日本で稼働している製油所から被災地に向けてドラム缶による暖房用灯油の出荷準備も進めている。