16日午前0時15分ごろ、埼玉県川口市内で客を装ってタクシーに乗り込んだ男が、運転手に刃物を突きつけて脅し、現金約1万6000円を奪って逃走する事件が起きた。約5時間に戸田市内でも同様の事件が発生しており、警察では同一人物の可能性もあるとみて、調べを進めている。

埼玉県警・川口署によると、現場は川口市芝樋ノ爪付近。蕨市内からタクシーに乗った40歳代とみられる男は行き先を何度も変更しながら、最終的に現場へ到着。運賃を精算すると見せかけ、50歳の男性運転手にカッターナイフのような刃物を突きつけて「カネを出せ」と脅した。運転手は男の要求に従い、売上金など約1万6000円を手渡したが、男はこれを受け取ると徒歩で逃走した。運転手にケガはなかった。

また、蕨署によると、戸田市川岸付近の市道で停車したタクシーの車内で、客を装って乗り込んだ男が66歳の男性運転手にカッターナイフのような刃物を突きつけて現金を要求する事件が16日の午前5時10分ごろ発生した。運転手は男ともみ合いになったが、このときに刃物を奪おうとして負傷。男は現金約3000円の入った小物入れを奪って逃走している。

この男は川口市内でタクシーに乗車しており、川口の事件での目撃証言と年齢や容姿が酷似していることから、警察では同一人物の可能性が高いと判断。連続タクシー強盗事件として捜査を開始している。