(17日11時・千代田区) 撮影=中島みなみ

計画停電に厳しさが出てきた。東京電力(清水正孝社長)は、計画停電で初めて、同じグループで2回目の停電を決行することとした。1日で2回の停電を経験する利用者は、あわせて1日6時間の長丁場となる。

2回目の停電を実施するのは、第5グループと第1グループ。13時50分から始まった第5グループは予定通り終了。また、第1グループは、16時50分から予定通り、2回目の計画停電を始める。停電はそれぞれ3時間。

計画停電はグループ内すべての対象世帯を機械的に遮断するのではなく、供給力と需要の間にゆとりがあれば停電対象を絞って実行。同じグループ内でなるべく2回の停電をさせないという方針で努力してきた。

だが、今回は停電対象を拡大して制限しなければならないほど、需要の勢いが強い。昨日の東京電力の総需要は1日のピークが3800万kWだった。今日は2回目の停電を決定した正午過ぎの時点で、すでに4000万kW。その勢いは夕方のピークに向けて、さらに加速する。

「利用者の皆様には本当にご不便をおかけしますが、何卒、一層の節電を」と、東電は呼びかける。

また、計画停電とは別に、「需給調整契約」を結んでいる大口顧客に対して、契約に基づく需要の抑制を依頼した。

契約を締結すると、電気料金が安くなる代わりに要請後、余り時間を待たずに、電気の供給を制限することができる。

電力需要の変動は、「少し寒くなると100万kWぐらい変動するのは、珍しいことではないだが……」と、東電担当者はつぶやくのだが。