(16日6時・東電本社) 撮影=中島みなみ

東京電力の藤本孝副社長は16日19時からの会見で「3連休の計画停電を回避するように努力する」と述べた。この週末には土曜日を含めると、春分の日までの3連休となる。

藤本氏が示した見通しは、前半2日間の計画停電を取り止めること。ただし、春分の日にあたる月曜日の祝日は、規模は未定だが、予定通り計画停電をやらざるを得ないとし「21日の祝日は、稼働する工場がかなりある。気温の変動による見立てもあるので、前日にはお知らせしたい」と、話した。

東電の計画停電は14日から始まった。

初日こそ2時間の停電ですんだが、2日目からは5つのグループすべてが3時間程度停電。3日目は東電の顧客の3分の1にあたる1000万件に停電が及び、対象が拡大しつつある。

東電は火力発電所の運転と、電力自由化で生まれたIPP(発電事業者)からの購入電力で、供給能力をアップさせる方針。

「東扇島(神奈川県川崎市)で100万kW、鹿島(茨城県神栖市)で60kW、袖ヶ浦(千葉県袖ヶ浦)で60万kW、品川(品川区東品川)で38万kWの約250万kWを確保しつつ、さらにIPPで50万kW、4月中にプラス300万kWを上乗せしたい」(藤本氏)とした。

計画停電時の需給ギャップは約500万kW。火力発電所の運転などが計画通りに実現すれば、通常期の停電は解消に向かうことになる。