宇部興産は、アルミホイール事業から撤退すると発表した。同事業を展開する宇部興産アルミホイールを解散する。

同社は、1987年にアルミホイール事業に参入し、相手先ブランド製造による自動車用アルミホイールを製造してきた。2009年7月には事業を宇部興産アルミに分社化、生産性改善、新製法開発による低コスト化や技術特性を活かした軽量化提案など、収益改善対策に取り組んできた。

しかし、最近のエコカーへの需要シフトにより宇部興産アルミが得意とする大口径ホイールの需要が大幅に減少する一方で、新興国メーカーの参入による価格競争の激化、円高の進展もあって国内生産のコスト競争力は低下し、アルミ事業は赤字となっていた。

こうした事業環境下、今後の事業存続の採算性や、宇部興産グループのアルミホイール事業の位置付けについて検討した結果、アルミホイール事業からの撤退を決めた。

宇部興産アルミは解散後、受注品の生産を一定期間継続する。宇部興産アルミの社員は宇部興産グループ内で配置転換する。

アルミホイール事業からの撤退に伴って宇部興産は連結で特別損失91億円を計上する。