撮影=中島みなみ

枝野幸男官房長官は13日午前8時の会見で、原子力発電所周辺の避難が、一部で完了したことを述べた。

国の避難指示による住民の避難は、東京電力福島第一原子力発電所(福島県大野町)と同第二原子力発電所(同楢葉町)周辺の2か所で実施されている。

東電は同日午後3時30分頃から原子炉格納容器を保護するため、震災を受けた第一原発1号機で、放射性物質を含む空気を外部に放出する作業(ベント)を実施中で、周辺住民の避難も同時に進めていた。

水素爆発を起こしたのは、12日15時36分頃のこと。この爆発で原子炉格納容器を覆う建屋が壊れた。その後、第一原発の避難指示は半径10kmから20kmへと拡大された。

枝野氏は「第一原発の半径10km圏内からの避難は、病気の人を中心に114人が残っている。医師の付き添いとともに病気を持っている人の健康管理をしつつ、早期を待避を進めている」と、話した。圏内となる双葉町には、病院や老人ホームがある。

爆発後に拡大された半径20km圏内の避難は進行中で「17万人から18万人弱は、早朝から避難を開始している」と、した。

また、福島第二発電所(福島県楢葉町)についても避難指示が出ている。第一と第二は直線距離で約7kmほどしか離れていない。

この第二周辺では「3kmからの待避は完了。10km圏内には3万人の避難を早朝から開始している」(枝野氏)

第一原発の1号機と3号機は、冷温停止状態に向けてベントと給水作業で原子炉格納容器の減圧を行っている。今後の見通しとして「しっかりと行われれば新たな待避は必要はない」と、語った。