輸送機器のEV化を模索する日本郵便(郵便事業会社)で、電動バイクの調達が明らかになった。同社が導入するのは、ルーフ付スクーターを主力とするアディバ製の三輪バイクで、初の電動バイクとなる。

日本郵便が官報に発表した内容や関係者の話を総合すると、この三輪バイクはデリバリーカーゴスクーター『CARGO3』(カーゴスリー)だ。

アディバ・ジャパン(千葉市中央区・石川元社長)の親会社である「栄秋」(埼玉県八潮市・駒里リンダ社長)と契約する。予定日は今月28日。調達台数は、日本郵便の当初計画より少ない30台。

カーゴ3は、前1輪、後2輪のルーフ付三輪バイク。定格出力500wのモーター2基を搭載する。リチウムイオンバッテリーを使用し、バックギアに相当するリバース機能がある。最大積載量は60kg。最大航続距離は50km。

日本郵便は電動バイクにも郵便バイクとして実用的な積載量を求めている。そのため普通免許でしか運転できないが、十分な積載量と安定した走行が可能な同モデルを選択したものと思われる。初の郵便バイクとして走行実験を重ねる。

カーゴ3は、すでに国内でも市販されている。メーカー希望小売価格は128万円。日本郵便の取得価格は公表されていない。

アディバはイタリア人によって開発されたスクーターブランドで、現在は、日本や台湾を含めたアディバグループで開発、生産を行っている。

近年は環境性能を重視した電動バイクのモデルの開発に力を注ぐ。二輪タイプの電動バイク『カーゴ2』は、スイスの郵便バイクにも採用された実績ががある。