FJクルーザー

だっら〜ん。この感じ。このゆるんだ感じ。なにも考えず、ただ、ほわんほわんとしたサスペンションから伝わる揺れに、体を任せるこの感じ。たまりません。

ハンドルの応答性とか、ブレーキがどうしたとか、エンジン音とか振動とか、そんなものどうでもいいじゃんと言いたくなるような楽しさ。クルマって本来、こういうふうに楽しむものじゃなかったっけと思わずにいられない。

1905mmもあって、フロントウィンドーにはワイパーが3本も並んでいる横幅だというのに、いかつい雰囲気がないのは、このとぼけたフロントマスクのデザインのせいか。そして観音開きのドア。確かに後部座席の乗り降りはしやすいけれど、前席の人がドアを開けないと開かないというあたり、昔懐かしいナンパ乗りを思い出してしまう。

シンプルなインテリア。見晴らしのいい運転席からの視界。このクルマに乗るためだけに、ロスに一年くらい移住してもいいやと思ってしまう。まあ、日本で乗ってもいいのだけれど。ジーンズにバンダナ、着る洋服も生活習慣もこのクルマが変えてしまいそう。彼氏にだって影響されたことがないというのに、このクルマには自分を変えられちゃいそうな魅力があると思う。やばい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★
インテリア/居住性:★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★
オススメ度:★★★★

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/エッセイスト
女性誌や一般誌を中心に活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーを中心に精力的に取材中するほか、最近はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。JAF理事。チャイルドシート指導員。国土交通省 安全基準検討会検討員他、委員を兼任。

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