松田秀士 氏

2005年の日本国内立ち上げから早くも5年が経過したレクサス。月日の経過とともに中古車の需要が拡大しつつある。そこで横浜市にあるレクサス都筑見花山を訪ね、レクサス『LS』の認定中古車に試乗した。


◆真面目に欲しいと思った人だけがまたぐ敷居

レクサスのディーラー店の装いは明らかに他社の店舗と違う。それはクルマ好きなら誰もが知っていることだが、まるで銀座にあるブランド品店のような品格を感じるのだ。誰もが気安くドアを開けられないような敷居の高さ。レクサス発足当初から批判も含めた様々な意見が投げかけられたが、ボクはこの敷居の高さが好き。

ブランド品とは、持つことの喜びを本当に感じられる人たちのためにあるもの。誰しもが持てるようではブランド品としての価値観がなくなる。真面目に欲しいと思った人がこの敷居をまたぎ、その中に展開する極上のおもてなしの中で選別すればよい。そのために、レクサス店にはこの高級感のあるエクステリアとインテリアが存在するのだ。

そんな見る目を持つユーザーが残したレクサスの中古車。販売部門の応対もしかりだがサービス(メンテナンス)体制もとてもしっかりとしている。納車前の交換部品は年数や走行距離に応じて12品目、さらに24ヶ月点検項目を含めた90項目位以上の納車前点検整備を実施。また納車直前の最終点検では「レクサスCPO納車前確認シート」を発行するという念の入れようだ。


◆ザルツブルグでの走りを彷彿とさせる

まずは初期モデルの『LS460』のCPOに試乗することに。CPOとは、“Certified Pre-Owned”の略でレクサスの認定中古車を意味する。どっしりと落ち着いた印象のエクステリアデザインは欧州車テイスト。LSのデビュー前にオーストリアのザルツブルグでの事前試乗会に出席し、日本とは速度域の違う高速道路での走りの安定感に感動したのを記憶しているが、早いものであれからもう6年近い歳月が経過しているのだ。そう考えると、レクサスCPOのラインナップもこれからどんどん厚みを増すわけで、よりたくさんのユーザーにチョイスの自由度が広がるわけだ。

話を戻そう、塗装の艶感は5年近い歳月を経過しているとは感じられないくらいにまだまだ輝きを失ってはいない。もともとレクサス各モデルの塗装は塗の回数や品質が高く、経年による劣化が極めて少ないことがこのLSを見ればよく理解できる。ブラック系は艶が肝心だが、このLSの艶はまだまだ失われてはいない。もうひとつ、インテリアの質感がいまだに維持されている。

シートのヤレ感、ドアノブなど常に人の手が触れる部分に中古車としての時間の経過を感じてしまうユーズドカーが多いものだが、このLSには過剰な劣化は見られない。私自身、輸入中古車専門誌のレギュラーライターを務めていることからも、自然と鋭い眼差しを向けてしまうものだが辛口にならないほどに程度が良い。在庫として置かれていた他のモデルも勝手に拝見したのだが、品質のレベルがとても高いのだ。

ただ、ここまでの高品質を実現しているとなるとやはり車両価格に響いてくるというのも確か。相場的に見れば一般的な中古車店で販売されている車両に比べると、若干割高感はある。価格的に魅力的な出物を探すというのもユーズドカー選びのひとつの醍醐味ではあるが、しかし、いざトラブルに見舞われたときの安心感や、ディーラーのオーナーズラウンジを利用できるステータスを考えるとCPOは決して割高ではない。


◆実車を見ることなしに契約できる信頼感

レクサスCPOはどのレクサス店に行ってもオンラインで日本全国にあるレクサスCPOの全ての情報を見ることができる。そして、その中から希望のモデルを選ぶことができるのだ。実車を見ることなしに。

初めにこの説明を受けたとき、それでいいのだろうか? という一抹の不安を抱いたのだが、今回試乗したモデルの程度、そしてなによりもメンテナンス体制の充実度はレクサスCPOの信頼度を確実なものにしていると確信した。

購入後のケアでも走行距離に関係なく2年間の保証が受けられる。また、所定のプログラムを基にした定期点検が2年間無料、NAVI渋滞回避誘導や緊急通報などを24時間体制でサポートするG-Linkの年会費2年間無料、G-Linkのサービスと連動してオペレーターがNAVI操作を遠隔で行ってくれるなどのレクサスオーナーズデスク。これらのサービス体制を知り、改めてレクサスCPOへの価値感が高まった。

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