宮城新工場開所式

トヨタ自動車の新美篤志副社長は16日、仙台市で記者会見し、セントラル自動車の宮城工場が採用した一部組立ラインの「横流し」方式について「国内外の他工場にも順次、展開したい」との方針を示した。

同ラインは組立ラインの最初の部分で、コンベア上に車両を横方向に並べ、エンジンや足回り部品を組み付けるもの。車体の前後部で部品を集中的に組み込むことができるため「生産効率とラインスペースなどで大きな利点がある」(新美副社長)。

海外では昨年末に立ち上げたインド第2工場でも、一部導入したという。新美副社長は今後、中国、ブラジルでの新工場のほか、国内では「老朽設備の更新時に順次、展開していく」と語った。

トヨタは1990年代初めに同社の田原工場(愛知県田原市)の組立ラインの一部で同様の方式を構築したことがある。ただ、この時の成果は今ひとつであり、その後廃止された。今回は、対象とする工程を見直すなどの改善を加えて再導入した。

宮城工場外観 宮城新工場開所式 宮城新工場開所式 セントラル自動車の葛原徹社長(左)とトヨタ自動車の新美篤志副社長(右)