柳弘之社長

ヤマハ発動機は15日、2010年12月期決算の会見を行った。その席上、柳弘之社長は二輪車事業について、インドネシア以外の新興国でも積極的な展開を図っていく考えを示した。

同社の新興国での二輪車販売台数は現在、656万台となっているが、その50%をインドネシアが稼ぎ出している状況。文字通り、インドネシアに偏りすぎた状態となっている。しかも、他の新興国の市場もインドネシアと同じように拡大している。そこで手をこまねいていてはもったいないというわけだ。

例えば、世界一の市場である中国。昨年は1600万台超の需要があったのに対し、同社の販売台数は70万台強。同社の実力からすれば、もっと多くていいはずで、柳社長は「近い時期に100万台を超える予定です」と強調していた。

また、300万台のベトナム市場については、「昨年は70万台超で、今年は90万台を狙う。生産能力は100万台を超えているので、中期的には100万台越えを目指す」とのことだ。

ブラジル市場では、グレードの高い二輪車が売れるようになってきたと判断し、そのカテゴリーにある商品を投入し始めた。そして、昨年の20万台強から中期的に45〜50万台の販売を目指す。

そして、1100万台のインド市場。昨年26万台と前年の約20%増となったが、全体の市場からすればまだまだといえる。柳社長は具体的な販売目標を述べなかったが、「ラインナップを増やしていく」と、これから攻勢をかけていく方針だ。

柳弘之社長