アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)傘下の損害保険会社であるチャーティスは10日、グループ会社のチャーティス・ジャパン・キャピタル・カンパニーを通じて、富士火災海上保険の株式を1株当たり146円で公開買い付け(TOB)し、完全子会社化すると発表した。

買い付け期間は今月14日から3月24日まで。買い付け総額は約470億円。TOB成立後、富士火災は上場廃止となる。富士火災は同日開催の取締役会で、TOBへの賛同を表明した。富士火災株の10日の終値は前日比4円高の116円だった。

チャーティスは現在、富士火災株の54.66%をグループで保有している。またチャーティスは、富士火災の主要株主であるオリックスとの間でTOB応募契約を同日結んだ。オリックスは保有する富士火災株全てをTOBに応募する予定という。

チャーティスは、富士火災を完全子会社化することで業界再編が進む日本の損保市場での地位をさらに強固する考え。