富士火災海上保険が10日発表した2010年4〜12月期連結決算は、前年同期比37%増の79億円となった。また期末配当を見送ることを合わせて発表した。無配はこれで3年連続となる。

グループの主力である損保事業での、一般企業の売上高にあたる『正味収入保険料』は同2.4%減の1998億円となった。海上保険は増収だったが、それ以外の主力の自動車保険を始め軒並み減収だった。

さらに普通責任準備金積増額および異常危険準備金積増額が大幅に増えたことで、保険での儲けを示す『保険引受損益』は67億円の赤字(前年同期は78億円の黒字)となった。

保険引受損益は赤字だったものの、保有株の売却益の計上やヘッジコストが減少したこともあって、連結最終利益は増益となった。一方、通期の業績予想は不透明要素が多く適切な見通しを行うのは困難として、引き続き公表を見送った。