廣澤孝夫専務

スズキの廣澤孝夫専務は7日、都内で開いた決算会見で、2011年3月期通期の業績予想を据え置いたことについて「ずっと前から業績管理を半年ごとにやっており、期の真ん中で見直すということは業務として存在しない。従って今回も見直しは行わなかった」と説明した。

スズキが同日発表した2010年4〜12月期連結業績は、営業利益が前年同期比86%増の925億円、最終利益は同2.7倍増の426億円だった。

一方、据え置いた通期の業績予想では営業利益1000億円、最終利益350億円を見込んでいる。このため営業利益は9か月間で通期見通しの9割強を達成、最終利益に至ってはすでに上回る数値となっている。

廣澤専務は会見後一部報道陣に対し、通期の業績見通しについて「少し上をいっているかもしれないが、概ね想定の幅の範囲内」と述べ、会社予想に対して上ぶれているとの見通しを示した。

廣澤専務によると、スズキが半年ごとの予想を3か月で変更したのは2008年のリーマンショックをきっかけに業績が急速に悪化した2008年4〜12月期決算発表時に通期見通しを下方修正した09年2月のみという。