(7日・国交省) 撮影=中島みなみ

高速道路の無料化社会実験の内容が、9日の夕方にも公表される見込みだ。池口修次国土交通副大臣が7日の会見で明らかにした。

国交省は全路線の約20%を占める無料化社会実験路線を抱える地方に対して意見聴取を行い、新たな無料化路線を選定。馬淵前大臣が公表の目途としてきた2月上旬に公表することになった。

来年度の無料化社会実験では1200億円の予算が予定され、今年度とほぼ同じ規模となる。

9日に公表されているのは、2011年度に実施する無料化路線についてのみで、土日休日1000円の上限料金割引など利便増進に関する新料金は、別立てとなっている。池口氏は次のように述べた。

「できれば同時に公表したかったが、利便増進の詰めは完全にできていない。地方との調整があるので、9日には発表できない」

新料金制は、普通車平日2000円、土日休日は1000円を継続するなど大枠については、公表された部分もある。しかし、東京湾アクアライン、本四高速など地方からの反発をうけている区間の調整、割引対象をETC車のみとするのか、現金車も含めるかなどの細かな取り扱いが定まっていない。

例えば、本四高速とNEXCO系高速道路の接続料金は、一部で「平日500円上乗せで関係団体が合意した」との報道があった。これについても、池口氏は断定せず、含みを持たせた。

「合意に向けて検討することにはなっているが、利用者の負担を500円上乗せするということだけ個別に合意したわけではない。本四の料金を、とりあえず1年だけにするかどかも含めて、今の時点で合意された事実はない」

また、首都高速と阪神高速の対距離料金制については、利便増進に関する新料金より、さらに遅れて発表される可能性が高い。