(7日・国交省) 撮影=中島みなみ

7日夕方、国土交通省の池口修次副大臣と千葉県の森田健作知事が面談。東京湾アクアラインで実施中の社会実験について、2011年4月から2014年3月まで3年間延長し、現状の通行料800円を継続する提案があったことを、森田知事が明かした。

「3年後、改めて料金体制を見直さなければならないし、東京湾アクアラインについても、一層精査をしたいので社会実験を3年間延長したいと提案があった」と、森田知事は語った。

東京湾アクアラインは09年8月からETC車に限定して全日料金を割り引く社会実験を実施中。例えば、普通車3000円が800円で通行できる。この社会実験は今年3月末日で終了し、その後の料金については未定だった。千葉県は昨年2月から森田知事が中心となって国に申し入れを続け、今回、初めて国の考え方が示された。

千葉県を中心とした首都圏の地方公共団体は、移動の効率性を高め、都市部の迂回機能を強化するためには、高速道路を一体的に考えて料金設定をする必要がある。地方負担は行わず、国策として料金引き下げを考えるべきだという主張してきた。今回の提案は結論を先送りしながら、現状維持を続けようとするものだ。

「恒久的料金については国が全面的に負担すべきという姿勢は変わらない」と、森田知事は語っている。

ただ、国は社会実験の延長について、千葉県にも負担を求めている。この負担について森田氏は「真摯に受け止め検討する」と語っており、今後は国と千葉県との負担比率が焦点となる。

「今、突然提案を受けたので、とりあえずは持ち帰って検討する」と、森田氏は負担比率についての明言は避けた。

同時に「逆算していっても、ぎりぎりの日時なので早く返事をしなければならない。避けるべきは、折衝がめちゃくちゃになって料金が元に戻ること。それは、千葉県だけでなく、首都圏に大きな痛手という感はある」(森田氏)と語っており、千葉県の負担を現状以下に留める方向で早期に決着するとみられる。

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