新日本製鐵と住友金属工業は、2012年10月1日をメドに経営統合することを検討することで合意した。両社が経営統合すれば、アルセロール・ミタルに次ぐ業界2位の製鉄会社が誕生する。

両社は、経営統合によってこれまで培ってきた経営資源を結集、得意領域の融合と相乗効果を創出することで、グローバル戦略を加速化するとともに、技術・品質・コストなどの面で競争力を強化し、名実ともに世界トップクラスの総合鉄鋼メーカーを目指す。

両社は2002年に提携してから、鉄鋼半製品の相互供給や子会社の事業統合を進めてきた。一方で、世界の鉄鋼需要の主軸が新興国にシフトしているほか、世界中の鉄鋼メーカーとの競争が激化していることなどから、両社は、関係を更に強化することが必要との考えで一致した。

両社が経営統合することで、両社が有する国内外の製造拠点やアライアンス先との連携拠点を組み合わせ、日本や欧米に加え、成長が見込まれる中国、アセアン、インド、中南米、中近東・アフリカなども含めた全世界的な生産・販売・開発体制が整備できる。さらに、今後は早いスピードでグローバル生産・供給体制の強化・拡充を検討・実行していく方針だ。

また、両社の技術や製造実力の長所を融合し、製造プロセス革新を含む体質強化施策を推進する。

両社は、合併による事業持株会社形態での統合を目指す。詳細について両社の社長を共同委員長とする「統合検討委員会」を設置して詳細を詰めていく。