日立電線は、家庭での使用を想定した電気自動車(EV)向け壁掛け充電器を開発し、今年夏から発売すると発表した。

壁掛け充電器の市販にあわせて、日立コンシューマ・マーケティング(日立CM)が、製品の販売、設置、アフターメンテナンス、製品を中核とした様々なソリューションサービスを展開する。

今後、EVが家庭に本格的に普及することが予想され、充電インフラの整備が急務となっている。EVは家庭で充電して外出して戻るたびに充電ケーブルを差し込むことを想定しているため、ケーブルの取り回しや安全性の観点から、使い勝手の良い充電器の開発が求められている。

日立電線は、こうしたニーズに対応するため、取扱いやすいEV向け壁掛け充電器を開発した。この製品は、充電ガン、充電ケーブル、CCID(制御器)、電源コードで構成する。SAE J1772規格に準拠しており、これに適合したEVやプラグインハイブリッドカーへの充電が可能。充電ケーブルは、一般家庭での使用を想定、シースに非鉛のPVC材料を採用したほか、導体構成、内部構造に独自の技術を施すことで取扱いやすくした。

さらに、CCIDには漏電遮断機能や漏電検出自己診断機能のほか、夜間充電モードや省電力充電モードを備えており、家庭や事務所などでの電力需要と競合せずに充電できる。

日立CMでは、EV向け充電器は、直流電源を用いることや、深夜時間帯の電力を活用できることなどから、既存の環境関連機器との相乗効果が高いと判断、新たな商材として、家庭や店舗、事務所、高速道路のサービスエリアなどに壁掛け充電器の設置を提案する。

特に、充電時は、大きな電気が流れるため、家庭や店舗などの使用電力を適正にコントロールしたり、電力量を抑える工夫が必要。これまで培った環境関連機器提案のノウハウを融合させ、トータル使用電力量のコントロールや電力使用状況の見える化などのサービスを提供する。