川崎重工業が発表した2010年4-12月期(第3四半期)の連結決算は、当期純利益が281億円と、黒字に転換した。前年同期は103億円の赤字だった。

売上高は前年同期比9.0%増の8705億円となった。全ての事業が上昇基調に転じた。受注面では車両事業や航空宇宙事業で大口十通を獲得したほか、ガスタービン・機械事業を除く全ての事業で受注が増加した。

モーターサイクル&エンジン事業は新興国の販売増で増収となった。収益も大幅に改善したものの、依然として営業赤字で水面下にある。

全体の営業利益は387億円、経常利益は452億円だった。

通期業績見通しは、精密機械事業などの収益基盤が拡大していることや固定費の圧縮、生産性向上などの効果も予想以上で収益を上方修正した。売上高は1兆2800億円で据え置いたが、営業利益は前回予想よりも80億円増の400億円、経常利益が140億円増の460億円、最終利益が90億円増の290億円となる見通し。