昨年8月、長崎県長崎市で職務質問を振り切って逃走し、民家の外壁や自動車修理工場の建物に衝突を繰り返す事故を起こし、同乗者1名を負傷させた22歳の男について、長崎県警は25日、危険運転致傷などの容疑で再逮捕した。

長崎県警・長崎署によると、問題の事故は2010年8月31日早朝に発生している。長崎市田中町付近の国道34号を通りかかった人から「路上駐車したクルマの中で男女が激しい口論をしている」との通報が寄せられた。

これを受けた同署員が現場に向かい、運転していた男(当時は21歳)に職務質問しようとしたところ、クルマは急発進。約700mに渡って猛スピードで走行し、蛇行しながら道路脇の民家や商店に接触。最終的には自動車修理工場の敷地内に突っ込んで大破した。この事故で同乗していた25歳の女性が打撲などの軽傷。運転していた男は腰骨を折る重傷を負った。

後の調べで、事故当時に男が酒気帯び状態だったことが発覚。逃走時の速度は一時100km/h超となっていたこともわかった。

警察では「男が酒に酔った状態であり、衝突を繰り返した経緯からも制御困難な高速度で走行していた」と判断。男の容態が回復したことから、危険運転致傷容疑で再逮捕している。

調べに対して男は飲酒運転について容認しているものの、逃走時の速度については「どのぐらい出していたのかわからないし、覚えてもいない」として、100km/h超での走行については否認しているようだ。