電気自動車(EV)の開発・普及を目指すシムドライブは26日、大量生産を想定した先行開発車事業第2号を企画し、開発を開始すると発表した。

先行開発車事業第2号は、2014年頃に量産が可能になることを目指して試作する。先行開発車事業第1号は、電池の重量を最小限に抑えながらインホイールモーターの技術、コンポーネントビルトイン式フレーム技術を組み合わせた「Platform by SIM-Drive」の技術を利用、モーター利用の効率化、空気抵抗の低減、転がり摩擦の極小化を目指した。

先行開発車事業第2号では、第1号で開発した技術を活かしながら、新しい概念の車を開発する。その特徴は「加速感、広さ、乗り心地」といった自動車本来の性能、機能に加え、常識にとらわれない、これまでの自動車にはなかった新しい機能を付加する。

先行開発車事業第2号の開発では、EV関連のビジネスに関わることになる機関から1機関当り2000万円の参加費を徴収する。この費用を資本にして2014年頃に大量生産が可能となるEVの先行開発車を、シムドライブと参加機関が協力して約1年かけて試作する。

参加機関は、シムドライブの設備、事業での技術成果を自由に利用することが可能となる。開発拠点には1つの参加機関当り1台の机と椅子を用意、常駐または非常駐の参加者が自由に使える。この参加者は、事業での試作全てに関与することが可能で、参加機関には事業の成果品である仕様書、基本図面、試験成績書が提供される。

さらに、完成した試作車両を参加機関によるテスト、展示、メセナ活動などに利用することも可能。参加機関はPSAプジョー・シトロエンや豊田通商、ボッシュ、ミクニなど現在、34社にのぼっている。