JNCAP 2010ISHIDA Shinichi

自動車事故対策機構(NASVA)が20日に行った報道関係者向けの公開で、側面衝突試験に続き、午後に行ったもうひとつの試験は、2011年度からの導入を目指して現在トライアルを進めている「歩行者脚部保護性能」を評価するものだ。

これは日本が中心になって開発した「FLEX脚部インパクタ」と呼ばれる成人男性の脚部を模したダミーを使い、40km/hの速度で対象車の前部バンパーへ向けて打ち出すことで試験を行う。

インパクタ内部には多数のセンサーが内蔵されており、靭帯の伸び量や、大腿部や頚部の曲げモーメント、加速度を計測できるようになっている。これによって膝関節の損傷メカニズムが再現でき、歩行者が巻き込まれる事故でも発生件数が特に多い脚部損傷に的を絞った対策も可能になるという。

欧州でも同様の試験が準備されており、試験用のインパクタはすでに開発されているが、日本で使われるものはこれよりも精度が高く、計測項目も多岐に及ぶようだ。現状は「本試験実施に向けた効果確認」のために衝突速度は40km/hとしているが、本試験として採用された場合、それが44km/hになることはすでに決められている。

インパクタは空気圧で打ち出されるが、バンパーまでの距離は約1m。射出から衝突までの時間は約0.15秒といったところ。カウントダウン終了直後には「もうぶつかっている」という状態だった。

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