2011年度の航空輸送事業計画発表

全日本空輸(ANA)グループは、2011年度の航空輸送事業計画を策定した。

2011年度は安定黒字化、利益拡大に向けた経営資源の最適配置、効率運用を目指す。同時にユナイテッド航空、コンチネンタル航空との共同事業を積極的に展開し新たなステージに向けた事業モデルを構築する。

国際線は、6月から成田〜成都線を開設する。ANAは現在中国9都市10空港に定期旅客便を運航しているが、全て沿岸部の都市で、内陸部へは初就航となる。

また、日中航空交渉の合意後に羽田〜北京/上海線の増便を計画する。また、ボーイング767-300ERの増機に伴って成田〜北京/台北(桃園)線を大型化するなど、中国、アジア路線を増便、機種変更による利便性向上を図る。

日米当局によるオープンスカイ協定に対応、4月1日から太平洋路線のユナイテッド航空、コンチネンタル航空との共同事業を開始し、3社の国内・国際のネットワークを統合、運賃を共通にして相互にダイヤを調整する。

国内線では、基幹となる羽田発着路線について第4滑走路の供用開始による発着枠の配分に加え、日中航空交渉成立までの間、発着枠の暫定使用を行うことで、1日あたり7往復増便する。特に羽田〜伊丹線は、機材をさらに有効活用して早朝便を増便する。

競合他社の路線便数展開や3月の九州新幹線全通などの競争環境を考慮し、2010年度に実施した増便を2011年度にも継続しながら、大阪(伊丹・関西)、中部発着路線の増便、季節運航(増便)期間の延長と、松山〜千歳線を再開する。山陽・九州新幹線と競合する伊丹〜熊本線も増便して新幹線に対抗する。

北海道内ネットワークは、6月から便数・機材・ダイヤ・運航時期を最適化し、利用率の向上と乗継利便性の向上を図る。