東レは、韓国現地子会社が韓国内に炭素繊維の量産工場を新設することを発表した。

新工場は、約630億ウォン(約50億円)を投じて、韓国現地子会社のトウレ・アドバンスド・マテリアルズ・コリア(TAK)の亀尾第3工場として慶尚北道亀尾市に建設する。生産能力は年間2200tで、2013年1月に稼働する予定。高強度普通弾性率糸を生産する。

TAKは新しい量産工場の新設でスポーツ用途から一般産業用途まで幅広く、韓国内の納入先と一体となって炭素繊維複合材料の市場開発を加速する。

韓国ではこれまで炭素繊維をほぼ全量輸入に依存してきたが、新工場の建設で国産化が実現する。韓国・中国を中心としたアジアで急速に拡大している炭素繊維需要に対応する。

東レは炭素繊維「トレカ複合材料」を競争力を持つ先端材料と位置づけ、今後成長が見込まれる「環境・エネルギー」分野、「高級スポーツ」分野、「自動車・航空機」分野を中心に製品開発を加速するとともに、日・仏・米に韓国を加えた世界4極生産体制によるグローバルオペレーションを推進する。