自転車に装着して参考出品されたe-Wellnes対応携帯端末。3G通信機能は備えるが、通話はできず、フィットネス用データの通信のみが利用できる

パイオニアは、CES 11において、自転車に乗車した人の体調管理に役立つデータをリアルタイムで送信できるプラットフォーム『e-Wellnes』対応端末を参考出品した。この夏にも日本国内で発売する。

e-Wellenesとは、身体的な健康だけでなく、精神面や社会的など生活のすべての面で健康でいられるための実践的な行動を情報処理技術によってデータベース化するというもの。

このコンセプトに基づき、人や自転車のデータはANT+が提唱する2.4GHzの通信によって端末へと送信。端末にはクアルコム社の3G通信ユニットが内蔵されており、サーバーへとデータがアップされる。アップされたデータはネット接続したPCでチェックすることができ、対象者の健康管理維持に利用できる。また、GPSによって位置情報もリアルタイムで表示できる。

このなかで、最大のポイントがとなるのは、この端末を購入したユーザーの通信費が無料となりそうなことだ。パイオニアによれば「まだ確定ではないが、広告を取り込むことで通信費の無料化を想定している」という。

すでにパイオニアは10年秋に千葉・幕張メッセで開催されたサイクルモード・インターナショナル2010にも別の試作機を出展しており、ユーザー志向の調査を行っていた。端末は試作機段階で、今後デザインなどの多少の変更が考えられる。

価格の最終決定はしていないが、現時点では3万円前後を予定しているようだ。

この企画は、ノルディックセミコンダクターとANT無線に加えて、イエローデジタル保険ラボ、パイオニア、クアルコムの協業によって実現した 自転車や人の状態はANT+がフォーマット化した2.4GHz帯の無線通信を使って端末へと送信される PC上では、自転車で走行する人の状態をリアルタイムで表示。脈拍や速度、目的地までの距離などを表示。地図上には走行した場所の経路も表示されていた