aha radioに対応したAVIC-Z130BT。パーソナライズされた情報を表示できるのが特徴で、よく使う道路の交通情報だったり、好みのお店などをよく使うエリアの情報として検索できる

パイオニアは、CES 11においてスマートフォンの利便性をカーナビゲーションに活用する製品を多数発表することを明らかにした。

スマートフォンはパーソナルデバイスとしては理想的ではあるが、サイズが小さく、使い勝手や視認性で弱点を持つ。パイオニアとしてはこの弱点をサポートすることで、スマートフォンの利便性を安全で使いやすい形に作り上げるとしている。

その中でパイオニアが2011年モデルで最大の特徴としているのが、アメリカで人気急上昇中のインターネットラジオ「PANDRA」との連携だ。採用機種を9モデルにまで拡大。より幅広いユーザーに向けてラインナップを充実させた。なかでも最も安いモデルは150ドル前後。これは業界最安水準の価格となる。

また、パイオニアはaha radioと市販ナビメーカーとして初めてパートナーシップを結んだことも発表した。同社ナビゲーションシステムのなかでもハイエンドに位置する『AVIC-Z130BT』と『AVIC-X930BT』から対応する。位置情報の検索をはじめ、FacebookやTwitterにも対応したほか、レビュー検索サイトのyelpとも連携して多くの口コミ情報を得られるようにもなる。

出展した中で、2011年の動向を占うパイオニアの新たな動向として注目されたのがスマートフォンと連動するクレードル「Smart Cradle」だ。日本ではアンドロイド型スマートフォンを使ってNTTドコモの「ドライブネット」を利用するものだったが、アメリカ市場向けにはiPhoneに対応する形で展開する。

アプリとしてはナビ機能も含めた「Channel 4D」を提供。日本と同様、クレードルには高精度なジャイロセンサーを搭載し、GPSとのハイブリッド航法を実現している。iPhone内に登録した位置情報を利用することができるほか、iPhoneのAVデータを再生するAV端末としても利用できる。

新コンセプトとして発表されたのが、一つのアカウントで多数のサービスを利用できるプラットホーム「PAIS(Platform for Aggregarion of Internet Service)」である。

考え方は複数会社のデバイスとインターネットサービスを統合するというもの。最初に紹介されたのは10年のCESだった。今回はそれがより発展した形で出品された。複数のアプリを立ち上げていても音声を使って自在にコントロールできるほか、地図データや位置情報を含めたデータの一切をクラウド型として利用できる。

このコンセプト、いずれはタブレットを使うことでクルマ以外にホームでもシームレスに使えることを想定しているという。最終的には一つのアカウントで多くのサービスやデバイスに接続できることを目標としており、Facebookなどソーシャルネットワーキングをはじめ、位置検索、音楽やビデオ、ゲームと言った様々な機能を楽しめる形を提案している。

アメリカ版スマートクレードルはiPhoneで対応。組み合わせ可能なクレードルが異なるだけで基本仕様は日本版と違いはない PAISのデモ。音声を使って登録したグループの位置を地図上に表示することが可能。登録した人がどの位置にいるかも把握でき、メールが送られてくれば音声で読み上げも行う パイオニア