ヴィッツ・ジュエラ

新型トヨタ『ヴィッツ』(12月22日発表)。グローバルコンパクトとしての商品力を確保するため、ボディサイズは5ナンバー枠を守りながらも大きく拡大し、デザインも旧型の柔らかなイメージから一転、シャープなラインが多用されたものに変更された。そこで懸念されたのが、女性ユーザー層へのアピール力の低下。

「新たに設定したグレード『Jewela(ジュエラ)』は、その女性層を引き付けるために設定したグレードなんです。モデルが大型化し、キャラクターも男性的な感じになったぶん、ジュエラはかなり思い切った演出をしてみました」。製品主幹の一人、橋壁清史氏は、新グレードとしてジュエラを設定した狙いをこう語る。

その言葉通り、ジュエラの演出はかなり強烈だ。もっとも個性的なのは車体色で、おとなしいカラーも選択可能だが、強烈な色相のジュエラ専用カラーを7色も用意。「レディッシュパープルマイカメタリック」や「チェリーパールクリスタルシャイン」などは、携帯電話の女性向けモデルに使われるような色合いで、クルマの純正カラーとしてはちょっと見かけないタイプだ。光の反射による変化があるわけではないが、カスタムカーの世界でよく使われる塗料、マジョーラを連想させる。

「カラーだけではありません。フロントグリルをメッキタイプにしたり、ヘッドランプをキラキラとしたデザインにしたりと、きらめきを重視したデザインになっています。内装色もグレーに加えて、暖かい雰囲気のトリュフを用意しました。若い女性だけでなく、個性的なクルマが欲しいお客様全般を取り込みたいと考えて、細部の作り込みにこだわりました」(橋壁氏)

ジュエラには1リットルと1.3リットルエンジンの設定がある。アイドリングストップモデルは選択できないが、車両価格は上級仕様の「U」よりかなり安く、ベーシックタイプの「F」より7万円高いだけだ。個性重視でクルマを選びたいユーザーには興味深いグレードと言えよう。

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