住友重機械工業は、ベルギーのハンセン・トランスミッションズ・インターナショナルのグループ会社のうち、産業用ギヤボックスを製造するハンセン・インダストリアル・トランスミッションズ(HIT)を買収すると発表した。

住友重機はハンセンに対して子会社化するための株式買収申込書を提出、独占交渉期間に入った。ハンセンの株主承認などの手続きを経て、2011年3月末までに譲渡を完了する予定。

住友重機の産業用ギヤボックスの海外売上比率は5割を超えるものの、その大半は北米、アジア地域に偏っている。事業規模拡大のためには欧州、南アフリカ、豪州などの地域での売上増が課題となっている。

ハンセンは1923年にベルギーで設立された減・増速機メーカーで、子会社であるHITは世界6カ国に組立工場を持ち、欧州や今後の成長市場である資源国の南アフリカ、オーストラリアで強い販売チャンネルを持つ。

住友重機は1973年から約20年間にわたってハンセンからギヤボックスの技術供与を受けたことがあり、HITとは製品面や販売面でシナジー効果が期待できることから、買収に乗り出す。