コンバージョン部会長のタジマモーターコーポレーション代表取締役会長 田嶋伸博氏

12月17日、電気自動車普及協会(APEV)が発表したEVコンバージョン(改造電気自動車)のガイドラインについて、同協会幹事でコンバージョン部会長を務めるタジマモーターコーポレーション代表取締役会長の田嶋伸博氏は、これで部会が終わるわけではなく、むしろ今回が第1歩であることを強調した。

「今回決定したのはガイドラインの中でも、とりわけ緊急性が高いと思われる6項目を決めただけです。引き続きガイドライン策定を進め、3月末には完成させ、ガイドブックを出したいと考えています。これをベースに国土交通省・関東運輸局などが中心になって、EVコンバージョンの基準案を用意していただく予定です」

EVコンバージョンは、一度でも大事故を起こすと業界全体に致命的な影響を及ぼしてしまう可能性が高い。だからこそ、安全性や信頼性を高度に確保しておく必要がある。そのために田嶋氏は、参加企業・団体は道路運送車両の保安基準の細目を定める告示の別添110と111に規定された用語に目を通し、頭に入れておいてほしいと語った。

一方APEV代表幹事を務めるゼロスポーツ代表取締役社長の中島徳至氏は、今回発表したEVコンバージョンのガイドライン策定は国土交通省・関東運輸局で自動車技術安全部長を務める野津真生氏をはじめ、行政担当者の力添えなしには実現できなかったと回想し、こうした動きは自動車業界では何十年も存在しなかった事例ではないかと話していた。

APEV代表幹事のゼロスポーツ代表取締役社長 中島徳至氏 電気自動車普及l協議会(APEV)